急速充電2に対応したスマホ所有者向けの記事。2014年夏以降のモデルなら対応していると思う。手持ちのスマホの充電能力は以下の通り。
スマホ(SC04F):5V1.0A/5V1.8A/9V1.8A/12V1.35A
参考:http://www.samsung.com/jp/consumer/mobilephone/smartphone/docomo/SM-G900DZWEDCM
ツーリングの携行品の中で、三種の神器(スマホ、サイコン、ライト)の充電器は重量物だ。
充電時間が短く、かさばらないものを持ち歩きたい。その実現に向けたキーワードが3つある。
キーワード1:急速充電2対応AC充電器(充電時間が短いから)
キーワード2:ケーブル分離型AC充電器(USBケーブルを使うために必要だから)
キーワード3:コードリール型USBケーブル(かさばらないから)
このとき、USBケーブル選びに注意しないといけない。AC充電器とスマホが急速充電2に対応していても、それらを媒介するケーブル選びに失敗すると、効率の悪い下位モード(急速充電1や従来充電)を強いられる。
<キーワード1>
2014夏に登場した急速充電2(ACアダプタ05)は、ガラゲー時代の従来充電(ACアダプタ03)と比べて約2倍のスピードで充電できる。豆知識として、「急速充電2」とはドコモ独自の呼び名で、米国Qualcomm社が開発した「Quick Charge 2.0」という規格のこと。以下、歴代のドコモ純正AC充電器の給電能力を記載する。
従来充電(ACアダプタ03):5V1.0A
急速充電1(ACアダプタ04):5V1.8A
急速充電2(ACアダプタ05):9V1.8A/12V1.35A
参考:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/14_00.html
参考:https://www.qualcomm.com/products/snapdragon/quick-charge
AC充電器は、構造上の違いとして、ケーブル一体型とケーブル分離型に大別できる。たとえば、ACアダプタ05は前者に当たり、コードリール型USBケーブルを使えない。
コードリール型USBケーブルを使うため、ケーブル分離型にする。なおかつ、急速充電2に対応した商品を選べばよい。見た目から「ケーブル分離型」だと分かるし、パッケージに「急速充電2対応」とプリントされているから困らない。
クオリティトラストジャパン製QU-024BK(5V1.8A/9V1.8A/12V1.35A)
サイズ:D28×W46×H59
重量:65g
参考:http://qtj.co.jp/product/smart/battery/qu-024.html
<キーワード3>
コードリール型USBケーブルの長所は、伸縮自在でかさばらないこと。USBケーブルに給電能力の向上が求められるようになった結果、規格が複雑化して把握しずらい状況だ。以下、コードリール型を含めたUSBケーブルそのものの給電能力を記載する。
USB1.X:5V0.5A2.5W
USB2.0:5V0.5A2.5W(USB BC:5V0.5~1.5A2.5~7.5W)
USB3.X:5V0.9A4.5W(USB PD:5V2.0A10W/20V5.0A100Wなど)
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ユニバーサル・シリアル・バス#USB.E7.B5.A6.E9.9B.BB
参考:http://www.wdic.org/d/COMP/DEV/IF/BUS/USB
こんな細かいことを気にせず本棚に眠っていたケーブルを適当に使っちゃう人もいると思う。しかし、冒頭で触れた通り、適切なケーブルを選ばないと失敗する。急速充電2に対応したケーブルであればよいわけだが、現時点で「急速充電2対応」と明記された商品が極めて少ない。
どんな条件をクリアすれば急速充電2に対応するのか、その辺を探る実験をする。世の中には便利なものがあり、電圧電流チェッカーというアイテムを買っちゃったよ。
ルートアール製RT-USBVAC3QC
参考:http://route-r.co.jp/?p=2426
スマホ(SC04F):5V1.0A/5V1.8A/9V1.8A/12V1.35A
参考:http://www.samsung.com/jp/consumer/mobilephone/smartphone/docomo/SM-G900DZWEDCM
ツーリングの携行品の中で、三種の神器(スマホ、サイコン、ライト)の充電器は重量物だ。
充電時間が短く、かさばらないものを持ち歩きたい。その実現に向けたキーワードが3つある。
キーワード1:急速充電2対応AC充電器(充電時間が短いから)
キーワード2:ケーブル分離型AC充電器(USBケーブルを使うために必要だから)
キーワード3:コードリール型USBケーブル(かさばらないから)
このとき、USBケーブル選びに注意しないといけない。AC充電器とスマホが急速充電2に対応していても、それらを媒介するケーブル選びに失敗すると、効率の悪い下位モード(急速充電1や従来充電)を強いられる。
<キーワード1>
2014夏に登場した急速充電2(ACアダプタ05)は、ガラゲー時代の従来充電(ACアダプタ03)と比べて約2倍のスピードで充電できる。豆知識として、「急速充電2」とはドコモ独自の呼び名で、米国Qualcomm社が開発した「Quick Charge 2.0」という規格のこと。以下、歴代のドコモ純正AC充電器の給電能力を記載する。
急速充電1(ACアダプタ04):5V1.8A
急速充電2(ACアダプタ05):9V1.8A/12V1.35A
参考:https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/05/14_00.html
参考:https://www.qualcomm.com/products/snapdragon/quick-charge
<キーワード2>
コードリール型USBケーブルを使うため、ケーブル分離型にする。なおかつ、急速充電2に対応した商品を選べばよい。見た目から「ケーブル分離型」だと分かるし、パッケージに「急速充電2対応」とプリントされているから困らない。
クオリティトラストジャパン製QU-024BK(5V1.8A/9V1.8A/12V1.35A)
サイズ:D28×W46×H59
重量:65g
参考:http://qtj.co.jp/product/smart/battery/qu-024.html
<キーワード3>
コードリール型USBケーブルの長所は、伸縮自在でかさばらないこと。USBケーブルに給電能力の向上が求められるようになった結果、規格が複雑化して把握しずらい状況だ。以下、コードリール型を含めたUSBケーブルそのものの給電能力を記載する。
USB1.X:5V0.5A2.5W
USB2.0:5V0.5A2.5W(USB BC:5V0.5~1.5A2.5~7.5W)
USB3.X:5V0.9A4.5W(USB PD:5V2.0A10W/20V5.0A100Wなど)
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ユニバーサル・シリアル・バス#USB.E7.B5.A6.E9.9B.BB
参考:http://www.wdic.org/d/COMP/DEV/IF/BUS/USB
こんな細かいことを気にせず本棚に眠っていたケーブルを適当に使っちゃう人もいると思う。しかし、冒頭で触れた通り、適切なケーブルを選ばないと失敗する。急速充電2に対応したケーブルであればよいわけだが、現時点で「急速充電2対応」と明記された商品が極めて少ない。
どんな条件をクリアすれば急速充電2に対応するのか、その辺を探る実験をする。世の中には便利なものがあり、電圧電流チェッカーというアイテムを買っちゃったよ。
ルートアール製RT-USBVAC3QC
参考:http://route-r.co.jp/?p=2426
以下、ケーブル分離型AC充電器を使って、4つのコードリール型USBケーブル(①~④)の実測値を列挙する。スマホの充電残量30~40%という条件で計測した。
①オウルテック製OWL-CBRJ-SP/U2A
公称値:2.4A対応、充電専用、リール長100cm
実測値:5.30V1.62A
参考:http://www.owltech.co.jp/products/cbrj-sp_u2a/
②ナカバヤシ製ZUH-MRM2A08BK①オウルテック製OWL-CBRJ-SP/U2A
公称値:2.4A対応、充電専用、リール長100cm
実測値:5.30V1.62A
参考:http://www.owltech.co.jp/products/cbrj-sp_u2a/
公称値:急速充電2対応、USB2.0準拠、2.1A対応、充電&通信、リール長80cm
実測値:9.14V1.58A
参考:http://www.nakabayashi.co.jp/ebook/data/_SWF_Window.html?pagecode=466
③エレコム製MPA-AMBR2U07BK
公称値:急速充電2対応、USB2.0準拠、2.0A対応、リール長70cm
実測値:9.16V1.52A
参考:http://www2.elecom.co.jp/products/MPA-AMBR2U07BK.html
④MCO製コードリールケーブルMUL-MM8
公称値:USB2.0準拠、充電&通信、80cm
実測値:9.19V1.57A
参考:http://www.mco.co.jp/products/pc/usbreel/mul-mm8.html#proimage
結論。データ通信アリのケーブル(②③)を選ぶと急速充電2を利用できる。「急速充電2対応」と明記されていないケーブル(④)でも利用できた。しかし、充電専用(データ通信ナシ)のケーブル(①)を選ぶと急速充電2を利用できなかった。AC充電器がスマホに急速充電2の許可を取るために双方向通信しなければならないことが理由だと思われる。
以下、スマホ以外の携行品についても触れておく。
サイコン(GARMIN Edge_500J、充電4~5時間)
参考:http://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge500/
ライト(LIGHT&MOTION URBAN400、充電5時間)
④のコードリール型USBケーブルの実測値を列挙する。この二股コードリールケーブルは、マイクロUSBとミニUSBの端子2つを備えているため、2つ同時に充電することができるんだな。
④MCO製コードリールケーブルMUL-MM8
公称値:USB2.0準拠、充電&通信、80cm
実測値:サイコン5.18V0.35A、ライト5.18V0.36A、サイコン&ライト5.24V0.72A
参考:http://www.mco.co.jp/products/pc/usbreel/mul-mm8.html#proimage
もちろん、サイコンとライトが急速充電2に対応に対応していないから、パソコンのUSB端子から給電したときの実測値と変わらない。ただ、単独充電の実測値の合計(サイコン+ライト)と同時充電の実測値(サイコン&ライト)が同じなので、同時充電でもしっかり給電されることが分かった。
今回、三種の神器(スマホ、サイコン、ライト)の充電グッズとして選んだのは、ケーブル分離型AC充電器&二股コードリール。スマホの充電で最大1時間強、サイコンとライトの同時充電で最大5時間、合計6時間強。
0 件のコメント:
コメントを投稿