2011年11月30日水曜日

BARBIERI トルネード(購入編)

場所: 日本, 宮城県
クロスバイクに乗っていたときは、ジャンボパーツ洗浄クリーナー BC-SJとメンテルーブ MTLというのメンテ用品を使っていた。

WAKO'S ジャンボパーツ洗浄クリーナー BC-SJ
参考:http://www.wako-chemical.co.jp/products/recommendation/015/index.html

WAKO'S メンテルーブ MTL
参考:http://www.wako-chemical.co.jp/products/recommendation/009/index.html


洗浄のときは、あらかじめマスキングしてから臨んだ。ディグリーザーを吹いては布で拭き取るという作業を繰り返すけど、きれいになるまでに時間がかかった。注油するとチェーンはベタベタになり、チェーンに砂が吸着するし、フレームにオイルが飛散した。潤滑効果はよくわからなかったけど、時間をかけて作業したわりには、走行後にすぐに汚れてしまうという感じだった。

先日納車したロードバイクは、走行を繰り返しても、以前のように砂を吸着したり、オイルが飛散することはなかった。おそらく、サラサラ系の潤滑油が使われていたようだ。ただ、500kmも走行していないのに、チェーンまわりからカチャカチャという音が出るようになった。しかし、以前のメンテ用品は使いたくなかった。メンテ用品を買い替えることにした。

作業効率をアップさせるために、ディグリーザー&布の組み合わせから卒業して、ブラシ内蔵ケースにステップアップすること。早めに油が切れることは目をつむり、サラサラ系の潤滑油を選ぶこと。この2つの条件を満たすものを探したところ、BARBIERIのトルネードを見つけた。

BARBIERI  トルネード
参考:http://www.unico-jp.com/tornado.html

ブラシ内蔵ケースと、スプレーが合体した商品だ。メーカーHPの謳い文句曰く、ディグリーザー(洗浄)とルーブ(潤滑)の両機能を持っているためクリーニング後の注油も不要、とのこと。


実際に使ってみると、左手の人差し指でレバーを握ってブラシケースを閉じ、親指でボタンを押すことで噴射するので、左手だけでトルネードを扱うことができるところがよい。あとは、空いた右手でペダルを逆回転させるだけだ。初めて使ってみたので、念のためにマスキングしたけど、作業時に周囲が汚れることはなかった。パラフィンワックスを配合しているためなのか、作業後のチェーンは納車時と同じくサラサラ状態だ。

ランニングコストについての話。トルネードのキットは3500円、1缶でメンテできる回数は10回らしく、1回350円と高くつく。スペアスプレーは1000円なので、以降は1回100円となる。

2011年11月27日日曜日

FENIX LD10 R4(インプレ編)

場所: 日本, 宮城県仙台市
クロスバイク時代に、FENIX製のハンディライトを使っていた。単3電池2本仕様のL2D CE Premium Q5やLD20 R4など。その当時、LD20 R4は単3電池2本仕様としては205ルーメン(2時間)という最強の明るさを誇っていた。

FENIX LD20 R4(Smooth Reflector)
タイプ:CREE XP-G R4 搭載
明るさ:(General Mode):9 lumens(71hrs)> 50lumens(13hrs) > 105lumens(5hrs) > SOS
明るさ:(Turbo Mode):205 lumens (2hrs) > Strobe
サイズ:150×21.5mm
重量:約60g
使用電源:単3電池×2本
参考:http://www.holkin.com/fenix-LD20-R4.html

LD20 R4の性能には満足していたが、ヘッドライトの全長が長すぎるのが気になっていた。見た目的をスマートにするべく、LD10 R4用の交換ボディを購入した。132ルーメン(1.5時間)というスペック。

FENIX LD10 R4(Smooth Reflector)
タイプ:CREE XP-G R4 搭載
明るさ:(General Mode):9lumens(34hrs) > 50lumens(6hrs) > 105lumens(2.2hrs) > SOS
明るさ:(Turbo Mode):132lumens(1.5hrs) > Strobe
サイズ:100×21.5mm
重量:約54g
使用電源:単3電池×1本
参考:http://www.holkin.com/fenix-FENIX-LD10-R4.html

交換ボディに換装することで、単3電池2本仕様から単3電池1本仕様となり、LD10 R4のスペックとなる。カタログ値を比較すると、最大照度で使用した場合、明るさ73ルーメン(35%)、電池寿命0.5h(25%)ほど低下する。その見返りとして、電池を含めた重量32g(29%)ほど軽量化できる。

LD10 R4を装着して実際に走行してみた。明るさが低下したとは言っても、132ルーメンもあるので、不安な感じはなかった。帰路の途中で日が落ちたときにペースを落として走る分には、100ルーメンもあれば、必要最低限の明るさは確保できると思う。

なお、この手のヘッドライトは、自転車パーツとして販売されているヘッドライトと比べて電池の持ちが悪い。最も電池の持ちが悪い照度最強モードで使用すると1.5時間しか持たない。メーカーではアルカリ電池の使用を推奨しているが、ランニングコストを考えて充電電池を使用することにした。

充電電池(ニッケル水素電池)を使用した場合、本体の気密性が高いことが原因で、放出する微量の水素ガスの逃げ場がなくて本体が破損する恐れがあるというブログ記事をいくつか見かけた。とりあえず、わたしの使用環境では発生していない。もし発生したとしても、防水用のOリングを撤去するとか、最終的には本体に通風孔を設けるとか、通気性をよくする処置を施すことで対処できると思う。

2011年11月20日日曜日

ヘッドライト用マウントの流用術

場所: 日本, 宮城県
FENIX製のハンディライトを取り付けようとしたところ、ハンドルバーの直径が31.8mmなので、以前のマウントを使うことができなかった。ネットで調べたところ、TOPEAKのポンプ用マウントとボトルゲージ用マウントを組み合わせる方法が定番らしい。

TOPEAK センターラインマウントブラケット TMR-2C
サイズ:内径24mm
重量:10g
参考:http://www.topeak.jp/pump/ypp06500.html

TOPEAKのポンプ用マウントの内径と、ヘッドライトの外径のバランスがちょうどよい。マウントに付属しているゴムバンドを引っ掛けなくても、ヘッドライトをしっかりと固定することができる。この流用を思い付いた人を尊敬する。

組み合わせるボトルゲージ用マウントについては、ミノウラのQB-90、CATEYEの補修用キットパーツ、BAZOOKAのワンタッチボトルケージという選択肢があるようだ。まず、ミノウラのQB-90(生産終了)は内径22/25mm、CATEYEの補修用キットパーツは内径22-26mmであるために条件を満たさない。ワンタッチボトルケージは、ワンタッチ脱着や左右首振という機能もあるようだが、どちらの機能も求めていない。もっとシンプルなマウントはないものかと探していたら、BBBのユニフィックス BHB-90を偶然見つけた。

BBB ユニフィックス BHB-90
サイズ:内径25.4-31.8mm
重量:48g


しっかりとハンドルバーに固定することができた。31.8mmのハンドルバーに取り付ける場合、クリアランスが狭いために、多少コツが必要である。頻繁に脱着するような使い方であればやっかいだが、わたしの場合は滅多に脱着しないから問題ない。

2011年11月16日水曜日

納車と初乗り

場所: 日本, 宮城県
TCRコンポジットを注文した2週間後に納車に出向いた。

ポジション合わせをしてもらうことになった。店員さんは、ローラー台の上で乗車しているわたしのフォームを見ると、ハンドルを高く再調整した。「フォームをちょっと見ただけでわかるもんなんですか?」と聞くと、「上半身を支え切れていないため、ハンドルを高くした方がよいですね。」と説明してくれた。どの辺を見て判断しているのか全く分からなかっただけに、店員さんの目利きはすごいなと感心した。

自転車を自宅に持ち帰るために、車に積んだときのこと。新しいロードバイクを持ち上げていることを意識せずに、「あっ、以前のクロスバイクより軽いな。」と不意に感じた。2kg(20%)軽くなった分の感激を純粋に味わった瞬間だった。


帰宅後、少し走ってみた。軽快に走る。車重が軽くなった効果に加えて、タイヤが28Cから23Cへと細くなり、接地面積の低下によって転がり抵抗が減少したことによる効果も感じた。購入したという感激も相まって、空の彼方へ飛んで行ってしまいそうな気分だった。

乗り心地については、以前のクロスバイクと変わらないか、むしろ快適に感じた。タイヤが細くなったことで悪化するものと思っていたが、アルミ製フレームからカーボン製フレームへの乗り換えということで、フレームの材質の違いによる快適性の向上の方が上回ったようだ。それと引き換えに、ペダルから車体へ伝わるダイレクト感は低下したような気がした。

今更ながらお断りしておくと、スポーツバイク歴の浅いわたしによる初乗りインプレは、ほとんど当てにならないと思われる。


ちなみに相方のTCRSL3は、わたしの納期より1ヶ月遅れの10月だった。推定で500gほど軽いTCRSL3を持ち上げてみると、TCRコンポジットよりも軽いことを実感できた。500gの差は大きいんだなと思った。

ロードバイクとの出会い

場所: 日本, 宮城県仙台市泉区桂1丁目1−1
6月、予算を15万円と決め、ロードバイク探しを始めた。カーボン製は魅力的だけど、予算的にアルミ製となるのはしょうがない。とりあえず、ネットで各メーカーサイトを物色してみた。なんとなくおしゃれな感じな、ビアンキがいいのではないかと思った。

職場の先輩は、60万円のロードバイクを所有している。普段からヒルクライムに興じていて、レースにも参加している。その先輩の行きつけのショップを教えてもらった。自分にとっては敷居の高いショップのような気がしたが、安い買い物ではないため、技術的に信頼のおけるショップに行ってみたかったのである。

7月、そのショップを訪ねた。店内を歩いていたら、ジャイアントの2011年モデルのTCRコンポジットというロードバイクが展示されていた。気になっていたビアンキは取り扱っておらず、おすすめはジャイアントということだった。秋になれば2012年モデルが出るから、それを待った方がいいとアドバイスされた。そうすることにした。

フレームサイズを決める際の参考にするために、採寸してもらった。わたしの腕は標準より短いらしい。親から「お前は腕が長い。」と言われて育ち、ずっとそれを信じてきただけに意外だった。ちょっと残念な気はしたが、足が短いよりはマシである。

ショップの店員さんは気さくな方で、気軽に相談することができてよかった。メンタル的にも信頼できそうなこのショップで購入することに決めた。

2012年モデルが出るまで、しばらく待たなくてはいけないから、つまらなくしていた。暇つぶしにショップのサイトを見た。店長さんは、メカニックとしてヨーロッパのいろんなレースに参戦した経歴をもつ。ジャイアントの技術者たちの対応の素早さと製品の欠点を受け止める素直さ、すなわち、新しい技術を極めようとする態度を高く評価したらしい。なるほど、ジャイアントをすすめる理由がそこにあったわけだ。メーカーはジャイアントに決めた。

9月、ショップのサイトを小まめにチェックしていたら、ジャイアントの展示会が開催されたことを知る。ただ、ジャイアントのサイトを見ても、まだ2012年モデルが公開されていない状況だった。ショップに電話をしたら、ショップにあるカタログを見てメーカーに発注できる状況とのこと。いざ出陣!

ショップに再訪した。カタログを見せてもらうと、カーボン製のロードバイクが15万円という破格値ではないか。予算内なのはいいが、納期は12月。東北の冬は寒さを考えたら、12月に納車したところで、本格的に乗れるのは来春になってからである。そんなに待てないと思った。2011年のTCRコンポジットなら、値引きありで即納できるとのこと。TCRコンポジットに決めた。

参考:http://www.giant.co.jp/giant11/bike_datail.php?p_id=00000011&action=outline

ちなみに相方は、2012年モデルのTCRSL3に決めた。


超軽量アルミ製で推定7.5kg(430mm)である。わたしのTCRコンポジットは推定8.0kg(465mm)。税込価格で比べると、TCRコンポジットの方が2万円高い。値引きを考慮すると、TCRSL3の方が高い。金銭的な価値を比較するのは難しいけど、どんぐりの背比べだろう。カーボンフレームvsアルミフレームという構図がおもしろい。

クロスバイクとの別れ

場所: 日本, 宮城県
初乗りでは、20km走った。自転車に乗っているときは、風はあるし景色はかわるし、疲れを感じにくい。降りるとクラクラするから、カロリーは消費しているのだろう。ジョギングなんかと比べて、快適にダイエットできるなと思った。

そんな調子でいたら、クロスバイクに乗ることが楽しくなった。週末に30km、60km、80kmと少しずつ距離を伸ばしていった。ウェアにも興味を持ち始め、見た目と機能性を考えてロード用のものを揃えた。

正月と翌年のGWには、バイク2台を車に積んで東京に出向き、多摩CRの往復90kmを走った。たくさんのスポーツバイクであふれていて、とても刺激的なところで楽しかった。しかし、あることに気が付いた。


走ることを目的としているライダーはロードバイクに乗っている。ロードバイク用のウェア(タイツやビンディングシューズなど)を着てクロスバイクに乗っているライダーはいなかった。自分たちのちぐはぐな体裁に恥ずかしさを覚えると同時に、自分たちが求めていたのはロードバイクの世界だったことを知った。それ以降、クロスバイクには乗らなくなった。


半年間で1136km走った。その間に東日本大震災があり、ガソリンが手に入らなかった時期に大活躍してくれた。また、スポーツバイクの世界に引き込んでくれた立役者でもある。感謝している。

クロスバイクとの出会い

場所: 日本, 宮城県仙台市若林区若林5丁目11−23
2010年秋、相方に誘われ、スポーツバイクを購入することに決めた。ロードバイクには抵抗があるねという話になり、クロスバイクにすることにした。わたしはそれほど乗り気じゃなかったので、1~2万円の予算で済ませる展開に持ち込もうと考えていた。

参考:http://www.giant.co.jp/giant11/bike_datail.php?p_id=00000033&action=outline

スポーツバイクを多く扱ってるという地元の量販店に行ってみた。ジャイアントのエスケープRX3のトップチューブの形状が気に入った。7万円弱と予算オーバーだったが、となりの相方は購入に前向きだった。普段から世話になっている相方へのねぎらいの意味も含め、購入を決意した。

はじめまして

場所: 日本, 宮城県
よろしくお願いします。