Windows Media Player
Windows Media Playerを起動し、USBケーブルでスマートフォンと接続するだけで、PCの各フォルダーとスマートフォンの各フォルダーのファイルを自動同期させることができる。ちなみに、PCの各フォルダーは変更できるが、スマートフォンの各フォルダー(以下参照)は変更できない。Windows Media Playerの「評価」、音楽アプリの「よく聴く曲」などの情報は連携されない。
画像ファイル:Picturesフォルダ(フォトギャラリーアプリの参照フォルダー)
動画ファイル:Videoフォルダ(フォトギャラリーアプリの参照フォルダー)
音楽ファイル:Musicフォルダ(音楽アプリの参照フォルダー)
ひとつ注意したいのは、母体をPCとする管理方法であるため、スマートフォンで撮影した画像・動画ファイルに限ってはPCに同期されない。これについては、コンピュータ→ポータブルデバイスを右クリック→画像のビデオのインポートという手順で手動インポートすれば、それほど面倒ではない。
インポートの際の読み込み設定について。撮影日などでフォルダーを生成しないのがよい。スマートフォンのフォトギャラリーアプリの中に生成されたフォルダがたくさん出現してしまい、整理が乱雑となるからだ。
カメラフォルダー:スマートフォンで撮影した画像・動画ファイルの格納場所
ScreenCaptureフォルダー:スマートフォンで撮影した画像ファイルの格納場所
bluetoothフォルダー:スマートフォンで受信した画像ファイルの格納場所
Picturesフォルダー:PCから同期した画像ファイルの格納場所Videoフォルダー:PCから同期した動画ファイルの格納場所
Picasaウェブアルバムフォルダー(フォルダ数と各フォルダ名は利用状況に応じる):Picasaウェブアルバムの画像の格納場所
フォルダーを生成すると、Pictures・Videoフォルダーのかわりに撮影日名のフォルダーがたくさん出現してしまうということ。カメラフォルダーが埋もれてしまい、探しずらくなってしまう。
以下、細かい点だけど、悪戦苦闘した点が2つあった。
1つ目。スマートフォンの音楽アプリには、数種類のミュージックメニュー(アルバム、アーティストなど)があり、表示を切り替えることができる。試しにレディーガガのCD1枚をパソコンに取り込み、スマートフォンに同期させた。スマートフォンで音楽アプリを起動してアーティスト表示にしてみたら、アーティストが複数表示された。サントラ盤CDならともかく、レディーガガのCDなんだから、表示されるアーティストはレディーガガ1人でよい。
どうやら、スマートフォンの音楽アプリのアーティスト表示では、メディア情報の「アルバムのアーティスト」ではなく「参加アーティスト」をもとに表示するようだ。曲ごとの参加アーティストを忠実に記載しているメディア情報だとアーティスト表示が乱雑になる。サントラ盤CDをほとんど所有していないわたしとしては、ひとつのアルバムに対してアーティストは1人として整理した方がすっきりするため、メディア情報の参加アーティストはすべてアルバムのアーティストに変更した。
2つ目は、先の2つのメディア情報の取扱いに付随して、同期のやり方に悩まされた。一度スマートフォンに同期させた曲のメディア情報をパソコン側で変更し、再度同期させても、スマートフォン側のメディア情報には反映されない。スマートフォンからその曲を一旦削除し、以前スキップしたファイルを同期させるという手順が必要になるようだ。これに気が付くまでに相当な時間を要した。
参考:http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-vista/Windows-Media-Player-Sync-frequently-asked-questions
参考:http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-vista/Add-or-change-album-art-in-Windows-Media-Player
Kies(Kies air)
スマートフォンの製造メーカーであるSamsungが作った専用管理ソフト。起動にかなり時間を要する。専用ソフトとして安心感はあるが、かゆいところに手が届かない印象。管理方法をSamsung方式に依存することになるため、今後Samsung製のスマートフォンを使わなくなった場合、それまでため込んだファイルの管理に不安が残る。
Picasa(Picasaウェブアルバム)
画像ファイルの管理に限られ、動画・音楽ファイルの管理は別ソフトに委託する必要がある。WiFiや3Gなどの無線でやりとりできるところはよい。
使い方について。まず、スマートフォンで撮影した画像をPicasaウェブアルバムにアップロードする。普段使っているフォトギャラリーというアプリを起動させると、その中にPicasaウェブアルバムのフォルダが出現する。スマートフォンのHDDから画像を削除しても、オンラインであれば、いつでもPicasaウェブアルバムの画像を閲覧することができる。オフラインでも、キャッシュは有効。3G回線では画像を表示するまでに少々時間を要する。
Picasaウェブアルバムに画像をアップロードしておくと、Bloggerの利用者であれば、ちょっとした利点もある。PicasaウェブアルバムとBloggerがうまく連携していて、ブログの記事に画像を貼り付ける際に簡単に貼り付けることができる。
Picasaウェブアルバムの画像をBlootoothで送信する場合、相手側スマートフォンのBlootoothフォルダには入らない。相手側スマートフォンが、わたしのPicasaウェブアルバムの該当URLをクリックしてダウンロードするという作業を行わなくてはならない。相手側は手数が増えるため不便。
WindowsLive フォトギャラリー
画像・動画ファイルの管理に限られ、音楽ファイルの管理は別ソフトに委託する必要がある。インポートはできるけど、同期はできない。