2023年1月4日水曜日

ダイエット④(補給率)

場所: 日本、宮城県

ダイエット=ロングライドという発想になる。

参考:筋グリコーゲン

グリコーゲン貯蔵量は、2000Kcalと言われている。ロングライドでは、体内に貯蔵したグリコーゲンが枯渇してしまう。脂肪を燃焼するために、糖質を補給する必要がある。ダイエット目的のロングライドで、痩せるために食べるという奇妙な状況になる。

糖質と脂肪の燃焼割合を考えると、燃焼した糖質の分だけ補給すれば足りる。食事をしてからエネルギーになるまで時間がかかる。その辺を含めて、補給の量とタイミングをどうすればいいのだろうか。

  • 補給率=補給(栄養成分表示など)/燃焼(サイコンの消費カロリーなど)

補給率とは、補給を数値として可視化したもの。ロングライドを積み重ねる中で自分で見つけた物差し。運動強度ごとの最低限必要な補給率を紹介する。男性、年齢30-49歳、体重66.8kg、身体活動レベル1.67として各数値を算出している。

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例えばゾーン2の運動強度なら、糖質200Kcalと脂肪200Kcalをセットで燃焼する。これから400Kcal消費するとして、糖質を200Kcal摂取しておけばよい。

本来、エネルギーになるまで数時間要する。しかし、人間の体はうまく自転車操業しているだろうと想像する。小腸で吸収する前段階で「糖質200Kcal分を備蓄する予定だからグリコーゲン200Kcal分を放出してもよい」という指令が出るイメージ。放出が間に合わなくならないように補給すればよい。

体感的には、空腹を感じないように補給する感覚。一度空腹を感じてしまうと手遅れで、定期的に補給しても空腹を感じ続けることになる。大量に補給するために長い休憩が必要になってしまう。消化不良にならない程度に朝食でエネルギーを稼いでおくと保険になる。

  • ゾーン2(60-70%)脂肪燃焼:補給率1/2(50%)
  • ゾーン3(70-80%)有酸素運動:補給率2/3(66%)
  • ゾーン4(80-90%)無酸素運動:補給率4/5(80%)

高強度ほど、消費カロリーそのものが増える。さらに糖質の燃焼割合が増える。そのため、中強度よりモリモリ食べる必要がある。ライド終了時の補給率を守るのはもちろん、ライド途中の補給率も守るのがポイント。

これまで、強度に合わせて補給率するという視点で話を進めた。その反対に、補給率に見合った強度で運動する方法もある。ゾーン3に入らないようゾーン2を保って運動したいのであれば、補給率1/2(50%)を守るとよい。エネルギーを不足気味にすれば、運動強度が上がりにくいからである。

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以下、自分がダイエットのために実践している内容。土日で150km走り、0.5kg痩せる感じ。

ライドプランの話。そこそこ減量するためには、そこそこ距離を稼ぐ必要がある。ロングライドでは、小まめに休憩を取るとよい。筋肉の疲労や身体各部の痛みを抑えるため。さらに、休憩時間を長めにするとよい。同じ距離を走るとしても、ライドの開始時刻を早め、終了時刻を遅めるイメージ。先ほどの理由のほかに、運動中より安静時の方がエネルギーの吸収が早いから。地味で格好悪い感じがするけど減量の近道だと思う。

補給所の話。外出先での補給は、食事を用意する手間がないもののお金が掛かる。100〜200kmのロングライドを繰り返すと食事代がかさむ。減量だけを目的とするなら、自宅での補給を選ぶのがよい。

パスタなどの乾麺の場合、お湯を沸かす→茹でる→水を切ると手間が掛かる。洗い物も増える。炊飯器を活用すると便利だ。前日の夕食で多めに炊飯しておく。保温しておけば翌朝すぐ食べられる。休憩のために帰宅した際にもすぐ食べられる。ふりかけ類なら待ち時間なく食べられる。

ライドコースの話。自宅を発着地として、距離5km獲得標高50mの周回コースを作る。緊急時に徒歩30分以内で帰還できるよう、Uや0でなく8の字のレイアウトにする。筋肉の部位や使い方、手のひらやお尻にかかる圧力に変化を加えるため、起伏に富んだレイアウトにする。4周20km獲得標高200mを1ラップとする。1ラップ中に1周ごとのデータを確認できるから、その1ラップを調整しやすい。

参考:ダイエット

2023年1月3日火曜日

ダイエット③(脂肪燃焼量)

場所: 日本、宮城県

 ダイエットする上で大切なことは、減量より脂肪燃焼を意識すること。成功すれば健康的で美しいボディを得ることができる。

では、どうやったら効果的に脂肪を燃焼することができるのだろうか。脂肪燃焼の仕組みを理解するためにいろいろ調べてみた。男性、年齢30-49歳、体重66.8kg、身体活動レベル1.67として各数値を算出している。

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参考:有酸素性エネルギー代謝

  • アクティブエネルギー(運動時消費カロリー)=総燃焼量

便宜上、アクティブエネルギー(運動時消費カロリー)のことを総燃焼量と呼ぶことにする。5年間にわたって追跡したガーミンコネクトAPPのデータ(実測値)によると、総燃焼量は心拍数に比例するようだ。総燃焼量の内訳は、糖質燃焼量と脂肪燃焼量。

  • 総燃焼量糖質燃焼量脂肪燃焼量

脂肪燃焼量は、燃焼した脂肪の絶対的な量、単位はKcal。中強度ほど増える、低強度や高強度ほど減る。

  • 脂肪燃焼率脂肪燃焼量総燃焼量×100

脂肪燃焼率は、総燃焼量に対する割合、単位は%。低強度ほど割合が増え、高強度ほど割合が減る。

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効率的に脂肪を燃焼するためには、脂肪燃焼量と脂肪燃焼率のどちららを優先すべきなのだろうか。ややこしくならないよう、同じ量の脂肪を燃焼することを前提とする。

  • 脂肪燃焼量優先:中強度△/短時間○
  • 脂肪燃焼率優先:低強度○/長時間△

脂肪燃焼量優先なら、中強度を強いられるものの、短時間で済ませることができる。脂肪燃焼率優先なら、低強度で済ませられるものの、長時間を強いられる。短時間を優先するのか、低強度を優先するのか、捉え方次第でどちらも効率的に脂肪を燃焼することができる。

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参考:心拍ゾーンとは何ですか?

  • 低強度
    • ゾーン0(0-50%)生活活動
    • ゾーン1(50-60%)健康維持
  • 中強
    • ゾーン2(60-70%)脂肪燃焼
    • ゾーン3(70-80%)有酸素運動
  • 高強度
    • ゾーン4(80-90%)無酸素運動
    • ゾーン5(90-100%)最大強度

運動強度とは、運動のきつさを数値で表現したもの。最大心拍数に対する割合で示すことができる。これをゾーン0〜5に中分類することができる。さらに低〜高強度に大分類することができる。

  • ゾーン2:総400Kcal糖200Kcal脂200Kcal
  • ゾーン3:総550Kcal糖350Kcal脂200Kcal
  • ゾーン4:総700Kcal糖550Kcal脂150Kcal

運動強度によって運動効果が違う。脂肪燃焼に最適なのがゾーン2。ゾーン3は、脂肪燃焼量を維持したまま、心肺機能を向上させることができる。ゾーン4は、脂肪燃焼量というより筋力を向上させることができる。

サイクリングの場合、何も考えずにライドしても自然と中強度に落ち着く印象がある。過去のライドデータをチェックしてもほとんど中強度だった。脂肪燃焼量優先のスポーツと代表格と言える。短時間で済ませられるのがメリットなのに、膝など体への負担が少なく長時間運動できるところがさらにすごい。

参考:ダイエット

2023年1月2日月曜日

2023年シーズンイン

場所: 日本、宮城県

2022年シーズンは、7000km以上走ったで過去最高記録をマークした。8月から11月までの4か月で体重を8kg減らすことができた。そこから年末までの1か月間、同じ体重63kgのまま変化なし。さらに減量するためには、さらに厳しい条件を設ける必要があるみたい。

10月に3号機プリンスを買った。

大晦日、子供と一緒に蕎麦打ちをした。二人分の子供の手の体温で水分が一気に蒸発した。生地がひび割れてしまった。のし棒で薄く広げる作業に時間を掛けられず太めの田舎蕎麦になった。

  • 2010シーズン(2010/10/10~2011/05/04):1136km柴田ESCAPERX3
  • 2011シーズン(2011/09/23~2012/01/03):638kmTCRCOMPOSITE
  • 2012シーズン(2012/03/20~2013/01/13):3262kmメンテ
  • 2013シーズン(2013/02/10~2013/11/22):2754km利府メンテ
  • 2014シーズン(2014/03/22~2014/10/24):1007km
  • 2015シーズン(2015/04/18~2016/04/16):4603kmメンテ
  • 2016シーズン(2016/04/23~2016/08/21):934km
  • 2017シーズン(2017/03/19~2017/05/07):68km仙台
  • 2018シーズン(2018/01/01~2019/12/31):5588kmメンテ
  • 2019シーズン(2019/01/01~2019/12/31):4056km
  • 2020シーズン(2020/01/01~2020/12/31):2431km
  • 2021シーズン(2021/01/01~2021/12/31):5587kmメンテ
  • 2022シーズン(2022/01/01~2022/12/31):7221kmPRINCE

例年、年明けから春までに体重が3kg位増えている。今年は、春まで現在の体重をキープして、春から夏までのダイエットを楽にしたいと思っている。

ダイエット②(ガジェットの運用)

場所: 日本、宮城県

 AppleWatch、GarminEdge、GarminIndexS2の3つのガジェットを持っている。3つのガジェットの運用について紹介する。コンセプトは、トータルデータの一元管理。

参考:https://support.apple.com/kb/SP860?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
参考:http://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-1030/
参考:https://www.garmin.co.jp/mobile/products/intosports/index-2-black/

参考:iPhoneのヘルスケアデータの概要
参考:Appleのヘルスケアと共有できるGarmin Connect Mobileアプリのデータは何ですか?

ライドに出掛ける際、必ずGarminEdgeを携帯することになる。ライドデータは、ガーミンコネクトAPPからヘルスケアAPPに転送することができる。しかし、その逆はできない。

ランニングに出掛ける際、GarminEdgeを携帯しない。ガーミン製スマートウォッチも持っていない。AppleWatchを使って、ランデータを測定するしかない。ランデータは、ヘルスケアAPPからガーミンコネクトAPPに転送することができない。

一元管理するならヘルスケアAPP一択となる。ヘルスケアAPPを使ってトータルデータを一元管理するための運用について探ってみた。ライフログとフィットネスに分けて話を進める。男性、年齢30-49歳、体重66.8kg、身体活動レベル1.67として各数値を算出している。

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  • GarminIndexS2
    • 体重→ガーミンコネクトAPP→ヘルスケアAPP
  • AppleWatch
    • アクティブエネルギー→ヘルスケアAPP

ライフログの話。

GarminIndexS2を使って、体重を測定している。ガーミンコネクトAPPを経由してヘルスケアAPPに自動転送される。ヘルスケアAPPやガーミンコネクトAPPでエネルギーを算出する変数として利用される。定期的に体重計に乗るだけで、正確なエネルギーを知ることができる。

AppleWatchを使って、生活活動のアクティブエネルギーを測定している。アクティビティAPPからヘルスケアAPPに自動転送される。腕に装着するだけで、簡単にエネルギーをカウントすることができる。

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  • AppleWatch
    • アクティブエネルギー→ヘルスケアAPP
  • GarminEdge
    • 合計カロリー→ガーミンコネクトAPP

フィットネスの話。以前、GarminEdgeでライドデータを測定して、ガーミンコネクトAPPからフィットネスAPPに自動転送する方法を試したものの、うまく運用できなかった。現在、自動転送しない方法に切り替えて運用している。

AppleWatchとGarminEdgeを使って、ライドデータを測定している。AppleWatchの測定値は、ヘルスケアAPPでトータルデータを一元管理するためのもの。GarminEdgeの測定値は、ライドデータを分析するためのもの。

  • AppleWatch
    • アクティブエネルギー600Kcal
    • 合計消費エネルギー700Kcal
  • GarminEdge
    • 運動消費カロリー(500Kcal)
    • 合計カロリー600Kcal

AppleWatchの測定値は、GarminEdgeの測定値より高い傾向にある。また、GarminEdgeの運動消費カロリーに限り、ライド中に確認することができない。そのため、AppleWatchアクティブエネルギー≒GarminEdge合計カロリーと解釈すると都合がよい。

ライドに出掛ける際、必ずGarminEdgeを携帯することになる。GarminEdgeでアクティビティを開始する操作は当たり前。さらに、AppleWatchでワークアウトを開始する操作が加わる。最初煩わしく感じたものの、回数を重ねたら慣例になった。

ちなみに、ランニングに出掛ける際、GarminEdgeを携帯しない。ガーミン製スマートウォッチも持っていない。AppleWatchを使って、ランデータを測定するしかない。

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  • AppleWatch:トータルデータの一元管理
  • GarminEdge:ライドデータの分析

ガジェットの運用についてまとめる。AppleWatchでトータルデータを一元管理することで、全体的な傾向をつかむ。GarminEdgeでライドデータを分析することで、ケイデンス等を詳しく確認する。当面、この運用を続けてようと思っている。

参考:ダイエット

2023年1月1日日曜日

ダイエット①(アクティブエネルギーの理解)

場所: 日本、宮城県

AppleWatchを使ってる。アクティビティAPP(≒フィットネスAPP≒ヘルスケアAPP)のリングの動きを確かめながら生活している。

参考:Apple Watch でアクティビティ App を使う

  • 合計消費エネルギー安静時消費エネルギーアクティブエネルギー

ヘルスケアAPPの中にある説明によると、合計消費エネルギー=安静時消費エネルギー+アクティブエネルギーになるらしい。ムーブリングの数値は、アクティブエネルギーのことらしい。それなら、安静時消費エネルギー=基礎代謝量だよねと思ったら、どうも数値が合わない。

その辺の仕組みを理解するためにいろいろ調べてみた。ちょっと堅苦しくなるけど、食事摂取基準、総エネルギー消費量の構成を取り入れながら話を進める。男性、年齢30-49歳、体重66.8kg、身体活動レベル1.67として各数値を算出している。

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参考:日本人の食事摂取基準(2020年版)

  • 基礎代謝量=体重66.8kg×基礎代謝基準値22.5=1500kcal
  • 推定エネルギー必要量基礎代謝量×身体活動レベル1.67=2500kcal

はじめに、食事摂取基準の話。同じ体重を保つために必要なエネルギーとして、推定エネルギー必要量がある。基礎代謝量(体重×基礎代謝基準値)×身体活動レベルで計算できる。

  • 推定エネルギー必要量基礎代謝量その他代謝量

便宜上、推定エネルギー必要量から基礎代謝量を差し引いた分を「その他代謝量」と呼ぶことにする。

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参考:身体活動とエネルギー代謝
参考:食事誘発性熱産生

  • 総エネルギー消費量100=基礎代謝量60:食事誘導性熱産生10:身体活動量30
  • 身体活動量30=生活活動25:運動5

次に、総エネルギー消費量の構成の話。食事誘導性熱産生とは、食事をすることで消費するエネルギーのこと。基礎代謝量60:食事誘導性熱産生10:身体活動量30の割合になる。身体活動量30は、生活活動25:運動5の割合になる。

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  • 合計消費エネルギー安静時消費エネルギーアクティブエネルギー

本題のヘルスケアAPPの話。5か月にわたって追跡したヘルスケアAPPのデータ(実測値)を基に、安静時消費エネルギーとアクティブエネルギーに分けて理解する。

  • 基礎代謝量×1.15安静時消費エネルギー
  • 基礎代謝量食事誘導性熱産生安静時消費エネルギー

体重に関わらず、基礎代謝量に1.15をかけると安静時消費エネルギーだった。係数1.16。ちなみに、ガーミンコネクトAPPの場合、係数1.24。安静時消費エネルギーとは、基礎代謝量+食事誘導性熱産生という理解になった。

  • 身体活動量アクティブエネルギー(理論値)

アクティブエネルギーに関しては、理論的に身体活動量という理解になる。

  • 身体活動量×2/3アクティブエネルギー(実測値)

しかし、追跡したデータによると、身体活動量のうち2/3しかカウントしなかった。カウント率2/3。身体活動レベル1.67(生活活動+運動少なめ)以外に2.2(生活活動+運動多め)の場合も算出したみた。結果、同じくカウント率2/3。

参考:Apple Watch を使った運動量計測の精度を上げる

AppleWatchを正しく使えておらず、正しくカウントしなかったのかもしれない。

参考:ダイエット