2022年4月9日土曜日

白物家電の黄ばみ落とし(ダイソンAM-03編)

場所: 日本、宮城県
ダイソン製の扇風機AM-03を2台仕入れた。そのうちの1台が黄ばんでいる。


もともと製品に貼り付けてあったシールをはがすと、新品時との差がはっきり分かる。

参考:https://www.lecinc.co.jp/gekiochi/product/
参考:https://www.kao.com/jp/widehaiter/

ぐぐってみたところ、解決ツールとして「激落ちくん」「ワイドハイター」の2つあるようだ。順番にその効果を検証してみようと思う。


「激落ちくん」でこすってみると、黄ばみが面白いように消えた。ただ、研磨された表面が曇ってしまう。説明書きの記載「使用に適さない面:光沢のあるプラスチック面」を読んでなくて失敗した。まあ、後から鏡面仕上げすればよい。次の実験に備えて、シールの境界線付近の黄ばみは残しておいた。


「ワイドハイター」に1週間ほど浸してみると、残りの黄ばみがすっかり消えた。ちなみに、濃度と紫外線量によって効果に差が出るようだ。濃度が薄めで天気が悪ければ、漬け込む日数を増やすような感じ。

「激落ちくん」と「ワイドハイター」、どっちがいいの? 黄ばみを落とす面積が広いときに違いが顕著になると感じた。

激落ちくん:コスト安◎、事前準備◎、磨く手間がかかる×、仕上がり○
ワイドハイター:コスト高×、事前準備×、漬ける手間だけ◎、仕上がり◎

激落ちくんの場合、力を入れて何度もこするわけだけど、面積が広くなるほど嫌気がさす。ワイドハイターの場合、漬け込む大きさに合わせた透明容器が必要になる。


家になければ調達しなければならない。今回、円形パーツを漬け込むために、泣く泣く2000円のタライを買ったぞ。紫外線をしっかり当てるために透明なのが好ましいけど、予算の都合で透明じゃないやつになった。

さいごに、大事なお話。ワイドハイターの場合は、製品の分解作業が前提となるってこと。製品の構造によって難易度が違うわけだけど、今回のダイソン製品…手ごわかった。以下、その悪戦苦闘ぶりを紹介する。


通常のネジじゃなくて、トルクスネジ(ヘックスネジ)が採用されている。一般的な家庭の工具箱に入ってないだろうトルクスレンチ(ヘックスレンチ)が必要になる。分解作業で使用するのサイズは、T8・T10・T15・T20の4つ。


さらに、本体の分解作業の序盤、隠しネジまで存在する。首振り機能を動作させたら、本体底面の穴から隠しネジが見える位置で停止させる必要がある。気付くのに時間を要した。


さらにさらに、本体の分解作業の中盤、封印ネジまであるじゃないか。樹脂製の封印をドライバーでほじる必要がある。



漬け置きするために必要な作業が終わった。正直、ここまで分解阻止を徹底しているやつに出会ったことがない。気軽に分解してはいけない雰囲気を醸し出していた。