TCRコンポジットを注文した2週間後に納車に出向いた。
ポジション合わせをしてもらうことになった。店員さんは、ローラー台の上で乗車しているわたしのフォームを見ると、ハンドルを高く再調整した。「フォームをちょっと見ただけでわかるもんなんですか?」と聞くと、「上半身を支え切れていないため、ハンドルを高くした方がよいですね。」と説明してくれた。どの辺を見て判断しているのか全く分からなかっただけに、店員さんの目利きはすごいなと感心した。
自転車を自宅に持ち帰るために、車に積んだときのこと。新しいロードバイクを持ち上げていることを意識せずに、「あっ、以前のクロスバイクより軽いな。」と不意に感じた。2kg(20%)軽くなった分の感激を純粋に味わった瞬間だった。
帰宅後、少し走ってみた。軽快に走る。車重が軽くなった効果に加えて、タイヤが28Cから23Cへと細くなり、接地面積の低下によって転がり抵抗が減少したことによる効果も感じた。購入したという感激も相まって、空の彼方へ飛んで行ってしまいそうな気分だった。
乗り心地については、以前のクロスバイクと変わらないか、むしろ快適に感じた。タイヤが細くなったことで悪化するものと思っていたが、アルミ製フレームからカーボン製フレームへの乗り換えということで、フレームの材質の違いによる快適性の向上の方が上回ったようだ。それと引き換えに、ペダルから車体へ伝わるダイレクト感は低下したような気がした。
今更ながらお断りしておくと、スポーツバイク歴の浅いわたしによる初乗りインプレは、ほとんど当てにならないと思われる。
ちなみに相方のTCRSL3は、わたしの納期より1ヶ月遅れの10月だった。推定で500gほど軽いTCRSL3を持ち上げてみると、TCRコンポジットよりも軽いことを実感できた。500gの差は大きいんだなと思った。
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